わたしの名前は…
冬休みは短い…

そして
イベントごとだらけ。

2人で過ごしたいのに
その他大勢とパーティー状態が大好きなコウキとそのまわり…

やれクリスマスだ、
やれ年越しだ、
やれ新年だ、
やれ正月だ…

やれ、やれ、やれ〜〜〜

お酒が大好き!
パーティー大好き!!

遊び疲れた、
やれやれ、ふぅ〜…




「サキ、
早くハタチになれ!
早くサキと一緒に飲みたいなぁ…」

「早くなれって言ってもねぇ…
あと1年以上あるしねぇ…」


(それまでちゃんと
私たち一緒にいられるよね?…)



「そっかぁ。
長いよなぁ…
サキがそばにいればあっという間なのになぁ」

「そうだね…
もう、冬休み終わっちゃうね…」

「だな…
でもさぁ、
あと 半分ちょいじゃん、
ちゃんと卒業してオレのところに来いよ!」

「なんかソレって…
(プロポーズみたい…)」

勝手に浮かれ気分な私。

「なんかソレって、
なんだよ!?
なんだよ、
コウキJr.つくるんだよ。
卒業しねーと産めないだろ!」



照れ隠しに、
ちょっと怒り口調で言うコウキ。



コウキ…
ちゃんとJr.いるんだね
あなたの中にも…



…良かった―――
考えすぎはやめよう。
コウキを信じよう

「うん。」

Jr.待っててね、
必ずあなたを産むからね…
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