ルレット
海の流れのように…

やっぱり

あのあとのことはあんまり覚えてない。







ただ、帰り際の晃の寂しそうに笑った顔、家に帰ってたくさん泣いたことだけ覚えてる。












次の日、美紀達に別れたことを言った。








「もし、海崎君が本当に育の運命の人だったら…また戻れるよ。」








そう言ってくれたんだ。




私ももう迷わないよ………
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