ルレット
「だから、私は朝陽のこと諦める。あとは2人で話し合って?」







そう言って美海は図書室を出て行った。






「あ、育が私の幸せねがってくれたように、私も育の幸せ願ってるから。私のこと考えるんだったら自分の気持ちに正直になってね。」







美海にはなんでもお見通しなのかな…









「俺、育がいいんだったらやり直したい。」








「…………」



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