ルレット
「私…晃も美海も苦しめて………幸せになる価値なんてないよ。それに、朝陽が離れて行くのが怖いの……もしこのまま付き合っても朝陽、うぐどっか行っちゃうんじゃないかって………」










「育。」







朝陽は私を強く、優しく抱きしめた。






「俺、絶対育から離れねぇ。幸せに出来るかどーかはわかんねぇけど、一緒にいたい。」








「なにそれ……幸せに出来るかどーかわかんない、って……」








「これから育にいっぱい悲しい想いさせるかもだし、育がいっぱい泣くかもだけど、でも、俺が一緒にいて育のこと支えるから……」




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