恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「ちょっ!?」


地味に脇の下が痛い。

パッと脇の下を見ると、裕介の手。


「裕介!!?!?」

「何?」

「下っろ…して…!!!」


恥ずいっつの!!


「はいはい。」


ストンとあたしが下ろされたのは


「…この体制…何?」


裕介の膝の上。


「さぁ。」

「ちょっと!!!」


あたしは動けないし!!

なんせ裕介の腕がお腹の辺りに周ってるもんだからね…。


「何?」

「アンタ勉強すんでしょ!?」

「あぁ。」

「じゃぁ真面目にやんなさいよ!」

「真面目だけど?」

「嘘つけ!!」

「本気本気。」


何が本気なの!?
あたしはっ…余裕…ない…し…。//


「美希?」

「っ…下ろしてよ。」

「ヤダ。」

「なんで!?」

「イス開いて無いし。」


…確かに。

あたしの席周辺にはMILD5人+あたしの席だから、使えるイスは6つ。

6人で勉強してたから…全部埋まってるんだ。
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