恋のしるし~GIRL’S♪SONG~

賞品

-翌日


「さて、今日はテストだ。」


そう語るのは陰山先生…ではなく。

MILDの裕介。


「そうですねぇ。」


あたしは興味なさげに相槌を打つ。


「なんだ、やる気ねぇなぁ…。」


テストにやる気のある人なんているのかねぇ…?


「ま、そんな事だろうと思って!!」

「何~?」

「俺は賞品を用意した。」


待て待て。


「どうなった場合の賞品なんだい?」


あたしの思った事を質問してくれた千秋。


「あ…忘れてた。」


大丈夫!? そこかなり大事じゃ無い!?


「MILD内でテスト成績が1位だった場合!」

「おぉ~。」


またもや興味無さげな相槌を打つのは史也。

さすがに今日はMILDも全員出席だ。


「で、賞品って何?」


勇士は全く興味なさそうだ。


「…美希☆」

「へ~、あたし!」


そりゃすごい!! って…


「はぁあ!?」


あたしぃ!?


「意味不明!!」

「1日遊園地デート!! 美希付き☆」


さりげなく☆付けんでいいわ!!!
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