恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「んじゃ、いってきますっ☆」


あたしはバッチリ準備して男共に言った。


「勇士、手ぇ出すなよー。」

「てめぇと一緒にすんじゃねぇ…。」


トップアイドルの勇士は…変装(?)してる。

って言っても深々とキャップをかぶってるだけだけど。


「勇士、そんな変装で足りんの?」


あたしは唐突に聞く。


「俺は基本帽子とかかぶんねーからな…。」

「なんで?」


結構似合うのに。


「子供っぽく見えるから。

だよな~?」


おかしそうに言うのは史也。


「…黙れ。」

「あ~、なんか分かるかも。」


納得だわ~☆


「なっ…。」

「どっちにせよチビは子供っぽくしか見えない。」

「千秋? それあたしにも言ってるよね?」

「気のせいじゃないか?」


ムッカつく!!!


「…勇士のバカ。」


ぶつぶつ文句を言いながら勇士を睨みつける櫂。


「死んじゃえ。」


いやいやいや! 今行ったの櫂だよね!?


「裏…だな、今日は…。」

「決まってんじゃん…。」


すごい…黒いオーラがっ!

このままじゃマズイ…。
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