恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「何で海まで行くの…?」


タクシー? 6人で?

電車? 人気芸能人5人と!?

…無いな。


「「「「「チャリ。」」」」」


…無謀だな…。


「あたし、チャリ無いよ…。」

「えぇ!? なんでぇ!? チャリは必需品でしょ!?」

「いや、あたしバスとか乗れるし…。」

「…そうだねぇ…。」


あたし…走る!?


「んじゃ、僕らの後ろ乗って来なよ♪」


…このカワユイ男の子はまた問題発言をする…。


「やっヤダよッ!!」

「なんでぇ? だって他に方法無いじゃん。
僕らがこれから行く所、バス来ないし。」


マジで!?


「…はぃ…。」


仕方なく、誰かの後ろに乗って行くことに。


「じゃ、誰が乗せる?」


裕介が仕切る。

やっぱこう言うのは裕介が仕切るんだ。


「あ、あたし、勇士の後ろは嫌だ。」

「お前…乗せてもらうくせに偉そうだな…。」

「だって…勇士の方があたしよりまだちっちゃいじゃん…。」


そう、まだ勇士の方があたしよりも小さいんだ。

成長しないな、コイツは…。


ってか、あたしの方が重くて進まない…とかなったら…

悲しくない??
勇士弱そうだし…。


「あ、俺パス☆」


と史也。
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