恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「なんで!?」


実は史也に乗せてもらおうと思ってたあたし。

だって、史也ならがたいいいし…常識あるし…。


なのに!!!


「俺、いろいろ持ってくもんあるからさ。」

「えぇ~…。」

「あ…はは…。」


史也が悪魔に見えた瞬間だった…。


「んじゃー、決まんないからじゃんけんで。
負けた奴なー。」


…あたし…ドンマイ。

あたしはじゃんけんだよ…。

しかも負けた人がだよ…。



ってなわけで裕介と櫂と千秋でじゃんけんした結果。





…千秋に決定。





「千秋…。」

「なんだ?」

「よ…よろしく………?」


あたしは何をかしこまってるんだろう…。

でも、こう言うの初めてだし!

こう言うのってさ、結構…
カップルとかがするじゃんっ!!


あたし、彼氏いた事あるけど、
こう言うのしたこと無いし!


正直、心臓バクバク。

…破裂寸前…。


「…バカ。」

「バカぁ!?」

「お前だって一応メンバーだ。
何もそんな堅苦しくなる必要は無い。」

「…ありがと。」
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