恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「大丈夫か…?」

「なっなんとか…。」


怖い…。


あたしは千秋にしがみつく。


そっそう言えばっ!


「千秋…。」

「なんだ? 生気の抜けたような声出して…。」

「その…重く…無い?//」

「重い。」


うっそ…。


「わけないだろ。」

「そ…そう?」


コイツっ…!
こんな状況じゃ無きゃ殴り倒してるっ…。


「お前、ちゃんと食べてんの?」

「食べてますー。」


あたしはそっと左頬を千秋の背中に当てた。

温かい…。


いつか、あたしの好きな人がちゃんと分かったら…

こうして、どこかに行ったりするのかな…?


あたしの頭の中はそんな考えでいっぱいだった。


そして…多分、頭の片隅では…

もうアイツを想ってたんだ…。


「ねぇ…千秋。」

「なんだ?」

「…なんで千秋はあたしの事好きになったの…?」

「は…!?」

「え…?!」


あたし今何言ったぁ!?

むっ…無意識…。


「…さぁな。」


…はは…あたし、大変な事聞いたよね…。

”さぁな”で終わらせて下さい…。
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