恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「ふっ…まだだけど何か?」


あ…開き直った…。


「だって気持ち悪いじゃんッ!!!」

「え゛っ…。」


経験豊富な裕介がそう言葉を漏らす。


「あ…はは…。」


と苦笑いを漏らす史也。

顔を背ける勇士。

興味無さ気な千秋。


「ったく…。バカぁ!? アンタら…。」

「朱音チャン、雅樹クン限界じゃないの?」

「…そう?」

「おっ俺!? 
おっ俺はぁ…べっ別に…。」

「へぇ~、そう。」


朱音チャンはなぜか語り始めた。


「私っ…小林 朱音は生まれてこのかた35年、
周りがドンドン失っていく処女を守り続け…。」


って…


「はぁ!?? 朱音チャっ…。」


あたしは気を失いそう。

だってっ…35でまだ処女ってっ!!!

ま、あたしもだけどさ☆


「…てかさ、早く本題。」


そう切り出したのは千秋。

なっ…ナイスっ…。

朱音チャンはキリッと表情を変えた。

カッコイイ…。


「あ~、そうそう。
今度、MILDが新曲出すの。」


へぇ~。


「題名は『君~美しき希望~』。」


って!!? それはっ…。
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