恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「なんでここにいんの?」

「先生今日出張だから。」

「で…?」

「俺、保健委員。」


眼鏡にイケメン…。

白衣着せたいッ!!!


…なんて世の人は思うのかな。

あたしは今は眠気に負けちゃいそう。


「美希はどうしたの?」

「あたしはちょっと昨日眠れなくて…。」

「ベッド…?」

「うん。球技会の決めるまでは寝てる事にした。」

「そ。どーぞ。」

「どーも。」


あたしはベッドによじ登ると、カーテンを閉めてから横になった。


「そう言えば。」

「?」

「櫂も今朝同じような事言ってた。」

「櫂も…?」


嘘…。


「目の下にすごいクマ作って。
ま、櫂は仕事行ったけどな。」


…そうだったんだ。

…やっぱ、櫂につらい思い…させちゃったかな。


「何があった…?」

「…うん、ちょっと。」

「…ま、大体想像はついているがな。」


…マジ?


「俺らは幼なじみだ。
そのくらいの変化や櫂が落ち込むパターンも大体分かっている。」


…そうだよね。

分かんない方が…おかしいよね。


「そっか。」

「で、何があった…?」
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