恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「?」

「あたし、海行きたい!」

「海?」

「海! この間行ったとこがいいな!!」

「…別にいいけど。」

「勇士今日仕事ある?」

「特には。」

「じゃ、行こ!!」


ってなわけで、あたしと勇士は勇士のチャリに乗って、
この間の海へ向かった。

着替えるのがめんどくさかったから、2人共制服。

だから、あたしは跨らないで横を向いて座った。


「にしても、なんで海?」

「気分!!!」

「…あそ…。」


あたしって、我が儘…?

でも…許してね。


-ポツッ


「え…?」

「雨…。」


最悪…。


「どっかで雨宿りするか?」

「いい! 行こう!!」


走っている間にどんどん雨はひどくなっていく。

でも、それさえもあまり気にならない。


「寒くねぇ?」

「大丈夫!」


むしろ気持ちいんだ。

すごい…スッキリする。


「そろそろ着くぞ!」

「うん!」


髪も制服もビッチョビチョ。

…今更ながら、Yシャツが透けて…勇士、大分エロイ…。
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