恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
-数分後…


「美希…ヤバいぃっ☆」


いろいろされたあたしは…変身したよ。

背中の真ん中くらいまである髪をアップにして、
なんか…良く分かんないけど、浴衣に似合う髪形に。

メイクもちょっとだけしてもらった。

ナチュメだい♪


「可愛い~っ!!!」


櫂はいつものようにあたしに抱き付こうとして、
直前で止まった。

櫂はピシッとなると、そろそろと離れた。


「…? 櫂?」

「…今日はダメっ!!! 崩れちゃうぅ!!」


…あぁ、浴衣とメイクとかか…。


「んじゃ、車乗るぞ。」


裕介に導かれ、皆で朱音チャンの車に乗った。


「これは、私からの1位祝いだからねぇ~。」


って言ってた。

あたしは何が何だか。

4人は分かってるみたいだけどね。


「どこ行くの?」


って千秋に聞いたら


「…内緒。」


っていたずらっぽく笑って言った。


「…。」


かわいいっ…て言うか、かっこいい…って言うか…。


れっレア……――。


「いい所だから。安心しなよ。」


…いや、何にも不安に思ってないんですけど…。

大丈夫か、千秋…。

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