恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
Second Song♪

再会と球



「あぁあ…。」


悲しいわぁ…。

勇士に会えないし、宣戦布告されるし…。


「何うなだれてんだ、北条!!!」

「陰T…。」

「なんだその呼び方は…。」

「あだ名です。」

「まぁいい。

えー、明後日は球技会だ。」


…球技会?

ヤバ、忘れてた。


「しっかり練習しとけよ~。
で、適当ーに優勝目指しとけー。」


優勝…。


「優勝するとなんかあんの!?」

「あっあぁ、あると思うぞ?」


陰山は引いてるけど…そんなん気にしない!


「マジ!?」


燃えるわぁ~!!!

これ、完全なる竣クンの受け売り☆


その後は適当ーに先生がなんか言ってたけど、
適当ーに流しといた。


そう言えば、あたし、テニスとバスケ、両方出るんだっけ。


「美希。」

「ん? 何? 愛莉。」

「いいの…? そんなハードに動いて…。」

「…平気!!! だと思う。何とかなるっしょ!」

「そう…? 気を付けてね…?」


なんで愛莉がこんな事を言うのか。

そのわけは、あたしもまだよくは知らない。


でも、言える事がある。

あたしは健康体じゃないって事…。
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