恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
幸せ…。


あたしはそっと勇士の胸に顔を埋めた。


「美希、勇士~!」


キッチンからでっかい声で叫ぶ史也。


「はっはいぃ!?//」


あたしは自分の行動に驚き、急いで離れた。

勇士はそれを見てクスクス笑ってるし。


「俺、仕事だから行って来るな!」


ってエプロンを外しながら言った。


「飯は作っといたから!」

「うん!」

「あ、あと、裕介と櫂と千秋は用事があるって。」

「おー。」

「皆忙しくて…帰って来んの朝になると思うから!」


…あっ朝?


「2人で留守番よろしくっ!!」


って言って出てった。


…嘘…でしょ?

2人?


「勇士、仕事は?」

「休み。」


…マジかぁ。

う、うは…は。


「飯食おーぜ。」


ってソファから立ち上がった。


「あ、うん!」


心臓…ヤバい…。

だって…別れてるとは言え、ね…?


好きな人が相手だもん。

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