恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
-屋上-


…なんか…女子ばっか!! 男子いないし!!

ま…いっか。あたしには関係ないし?


1人でモグモグお昼を食べ終え、お弁当箱を閉まっていると…


「こんにちわ☆」


金に近い髪の色をした女の人に声をかけられた。


「…どうも。」


名札は…3年生の物。


「…先輩が何の用ですか?」

「フフッ、私、MILDの大ファンなの♪」


…あ、そう言う事か。


「スミマセン、あたし、MILD興味無いんで。
失礼します。」


その場を去ろうとすると、どこからともなく、女子がいっぱい出て来た。


「!?」


ザッと…15人?


「興味無いなら、MILDに近付かないでもらえる?」

「アンタ、図々しいのよね~。」

「ってか邪魔!!」


…さすがにこの人数は多い…。


「先輩、誰も来なさそうです!」


…ふ~ん、この集団のリーダーはこの先輩か。


「私の名前は中川 亜希子(ナカガワ アキコ)。」


何丁寧に自己紹介までしてんだか、この先輩…。


「よーく覚えておくといいわ。フフッ。」


フフッ、フフッてさっきからうるさいなー。


「皆♪」


周りの女子が反応する。
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