恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「櫂クンからだぁ…。」

「櫂…?!」


やっぱうまくいってんだぁ…♪


「何だって???」


さすがに内容までは見ませんよ。

あたくし、優しいもん。


「午後のステージ、上から見ててって♪」


体育館の上には、ギャラリーがある。

多分、そこの事言ってるんだと思う。


「面白い事があるからって!」


…面白い事?


「何だろうね?」


って! あたしもステージの袖にいろって言われたじゃん!!!


「愛莉、行こう!」


多分、あと15分で始まる。


すぐにいっぱいになっちゃうだろうから、
早く行かないとマズイ。


あたしと愛莉は頑張ってダッシュして行った。


「せ、セーフ…。」


なんとかまだ少ない人で…。


「じゃ、私上行くねぇ♪」

「うん、じゃぁね!!!」


あたしは急いでステージの袖へ。


「遅いよぉ、美希ぃ!!」


と櫂に言われた。


「ゴメンナサイ…。」

「じゃ、スタバっといて!!」


って言われて放置された。


「…なんで?」
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