恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
全然、面白い事なんかじゃないよ…?


「勇士…。」


あたしがそっと呟いた。


『そして、俺は、もうMiki☆を手放したく無い。
だから、最終手段に出る事にしました。』


と言うと、勇士はあたしと向き合った。

あたしも、勇士の方を向いた。


な、なんだろう。


勇士はあたしの左手を取って、


『…卒業したら…』


えっ…。//

ちょっ、何?

え? え?


『…やっぱヤメ!!』


と櫂。


はぇっ…?


え? ヤメ? えぇえ!?


『そう言うのは、2人の時にしなきゃっ♪』


と言って、ステージの袖へ。


『終わったら、戻って来いよ?』


と史也。


あたしたちは、2人で頷いた。


勇士はカチッとマイクの電源を切った。


「あ、あの…さ。」


勇士はあたしにしか聞こえないように、

あたしの耳元で、


「卒業したら、結婚して、下さい。」


と囁いた。
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