恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「…金じゃん?」


…もうコイツには聞かない。


「バイバイ、裕介。」


あたしは愛莉の部屋へ出かけた。


「おはよぉ~。」

「おはよ!!!」


部屋に入れてもらって、あたしはイスに座った。


「あれ、峰クンは?」

「峰クンはバイトだよぉ~。」

「バイト?」

「うん。お洋服屋サンで。」

「そうなんだぁ。

愛莉さ、櫂へのクリスマスプレゼントとか買った?」

「わ、私、櫂クンとはそういう関係じゃないし…。」

「それもそっかぁ…。」


櫂は愛莉に買ってる気がするんだけどなぁ…。


「勇士へのプレゼントさ、何がいいと思う?」

「勇士クンかぁ…。悩むねぇ。」

「そーそー…。」

「あ、マフラーとかは?」

「勇士さ、私服かっこいいんだよ。」


勇士じゃ無くても、MILDの皆はカッコいいよ。


「あ、そっかぁ。
じゃ、えっとね、ケーキ!」

「ケーキねぇ…。」


あたし、料理ヘッタクソだからなぁ…。


「ケーキなら、MILDの皆と一緒に食べれるよぉ。」

「まぁね…。」


でもそれじゃあ特別って感じしないじゃん!


「で、勇士クンには+クッキーとか焼けば?」

「それもいいかも。」


手作り物かぁ…。
んん~…悩むなぁ。
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