恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「そうしよっかなぁ。」


もう他に案が無いわけだし。


「あ!!!」


いい事思い付いちゃった!!!


「愛莉、ありがと!! あたし、帰るね!!」

「いい案あった?」

「うん!!! あたし、頑張る!」

「バイバイ☆」

「バイバァ~イ!!」


あたしはダッシュで部屋へ戻った。


「裕介!!!」

「なっなんだよ…。」


裕介はゲームしてた。


「って…あ!!!」


画面に表示された文字は《GAME OVER》。


「美希、お前ぇ! いいとこだったのに!」

「知らない、そんなの!
買い物付き合ってよ!!」

「…は?」

「いーじゃん! ね!」

「お前なぁ、自分の立場分かってんのか?」

「分かってます~!!!

こう言う時こそ、お金を使わなきゃねッ♪」

「…はぁ?」


あたしは無理矢理裕介の腕を掴んで、引っ張り出した。


まず、ケータイで家の車を呼び

(校舎内に入れてから乗り込む!)

お店を1時間貸し切りに!!!

(シャッター類も閉めちゃう☆)


これでOK!!!


ってなわけで、即行いろいろ手配した。


「お前…。」
< 370 / 427 >

この作品をシェア

pagetop