恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
呆然としている裕介。


「あたし、こう見えてお嬢だから♪」

「…。」


お金使わなきゃ、損でしょ!!!
ヤケクソだけどね!!


あたしは車に乗り込み、無事学校を出ると、

手配しておいたお店へ。


さすがに車を追いかけてくるようなのはいなくて。

でも、万がい一の事を考えて、変装した☆


あたしが選んだのは、アクセサリーショップ。

かと言って、そこまで高価じゃ無いお店☆


「で、どうすんだ?」


と女装した裕介。


「ブフッ…。」


ヤバいヤバい…。

女装っつっても、カツラくらいだけどさ。

似合うんだよっ…!!!


あすかが裕介を見たら引くかも知れないから内緒だけど。


シャッターも閉め切りだからって事で、
裕介はカツラを取った。


あたしもカツラを取った。


あたしは、ボーイッシュな格好して、
ショートカットのカツラを被っただけだから、
別になんとも…。


「笑ってんじゃねぇぞ…。」

「はいはい!」

「で、何買うんだ?」

「指輪!!!」

「指輪?」


と首を傾げた。


「あたし、婚約指輪もらったじゃん?」


と左手をかざした。
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