恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「そりゃなぁ。」

「だから、勇士にも婚約指輪!!」

「…おかしいだろ。」

「いーの!!!」


店内をキョロキョロ見回していると、
あたしのと同じ指輪があった。


指輪にはまってる宝石が違うヤツ。


あたしのは、ダイヤモンド?

今目の前にあるのは、サファイア。


「これにする!!」


結局、それを買い、急いで帰った。


「疲れた。俺寝る。」


と言って、裕介は部屋に入ってしまった。


おいおい、まだ2時だよ。
お昼ねかい?


ケーキのスポンジ作んなきゃ。


あたしは愛莉の部屋へ。

だって、あたしたちの部屋で焼くと、
匂いで分かっちゃうんだもん。


「おかえりぃ~。」

「ただいま☆」


って違うだろ!!!


「ケーキ焼かして!」

「どーぞ。」


愛莉に教えてもらいながら、あたしは
頑張ってスポンジを焼いた。

それから苺を切って、スポンジと一緒に、
冷蔵庫の中に入れさせてもらった。


「って、もう9時!?」


どんだけ一生懸命だったの!!?!?


「本当だぁ。」


いつの間にか、峰クンも帰って来てた。


「今日はこのまま家に泊って行きなよぉ。」
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