恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
その後、なんか自然な流れで…

2回目のキスをした。

触れるだけの、軽いヤツ。
勇士が、気を使ってくれてるんだろう。


「…そういやさ」


離れた途端、急に勇士が切りだした。


「な、何?」


タイミングがタイミングだったからビビった。


「美希ってファーストキスの相手、誰?」

「え゛っ…。」


それを今聞くか!?

この幸せなひと時にッ!!!


「…誰?」


うぐっ…。

カッコいいんだけどっ…。


「い、言っても怒らない?」

「別にもう怒るも何もねぇだろ。」

「勇士…だよ。」

「…。」


沈・黙!


「お前、嘘ついてんだろ。」

「…。」

「分かりやす…。」


だって!!!


「ご、ゴメンナサイぃっ!!!」


とりあえず謝ったあたし。


「…なんで謝ってんだ?」


勇士は苦笑い。


「その…相手は…ね!?」


うわぁあ~ッ!!!

-ドクン… ドクン…
< 386 / 427 >

この作品をシェア

pagetop