恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
「も、」

「も?」

「も、も!!」

「も…?」


「元哉っ…!!!」



…終わった…。


勇士もさすがに険しい顔して固まっちゃったし。



「…だろうと思った。」

「ふへ!?」

「お前の過保護な両親が変な奴とそんな事すんの
見逃すわけねぇもんな。」

「かほっ!?」


詩乃チャンと竣クンがっ…過保護!?


「お前、夏、俺の居場所探るように両親に頼んだろ。」

「あ、あぁ、うん。」

「お前の…母親…が俺に電話して来て

《美希を、よろしく頼みますね。》

って言ってたからな。」


…ぅわぁああぁぁあ!!!//


詩乃チャンっ…!!!

最悪! 恥ずかしい!!!


「勇士は、なんて思った?」


絶対今あたし、顔真っ赤だ!!!


「…いい母ちゃんと父ちゃんじゃん。」


って笑った。





勇士は、この時どんな気持ちで笑ってたのかな。


あたし全然想像できなくて……――。
ゴメンね。



「なんて、勇士は返したの…?」
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