恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
そこから、あたしたちは考えに考えた。


愛莉はトリュフ、あたしはごまとか、
いろんなのを混ぜたクッキーを作る事に。


「材料もOKだし、作っちゃいますか!!!」




なんだかんだで、今日はもうバレンタイン前々日。




「おぉ~!」

「ゴメン、愛莉! あたし、自分の事で精一杯だから!」

「OK☆」


クッキー&トリュフは、愛莉の部屋で。

チョコは、自分の部屋で作るんだ。



そこからはどう作業したのかは…

覚えて無い。


とにかく必死だったんだ。



けど…


「焦げた…。」


「割れたっ…!!!」



災難だった。


無事に完成したのは、クリスマスケーキを作った時同様、
なかなか遅い時間だった。


「…できた。」


見事にできた…とは言えない、クッキー。


ボロボロ…って感じの見た目になっちゃった。


でも、食べれるし!


「わぁ、できてよかったねぇ!! 美希♪」

「ほ、本当だよ…。」


あたしは小麦粉やらなんやらまみれ。


ちゃんと食べれるもんができてよかったよ…。
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