恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
始まったMUSIC
「美希、おはよ!!!」
あたしはあれから復活~~~!!!
これも…誰だろ、千秋かな…。のおかげ!!
「…おはよ、愛莉。」
「あれ? テンション低いね?」
「気のせいじゃない?」
「そうかな…。ま、病み上がりだもんね。」
愛莉、ゴメンね。
あたし…愛莉、裏切る…。
「美希?」
「…何でも無い。」
「まだいじめ続いてるんだ…。」
また上履きが下駄箱の上に。
「取ろうか?」
「いい。…愛莉には…関係無いから。」
「…美希?」
長い沈黙。
「美っ希~☆」
「うきゃっ!?」
後ろから抱きつかれたあたし。
「なんで先行っちゃうかなぁ!?」
「櫂…。」
後ろから抱き付いて来たのは櫂だった。
「ちょうどよかった!! 上履き取って?」
「いいよ♪ はい!」
…あぁ、でかい奴ムカつく…。
「ありがと!」
「…美希…。」
「櫂、行こっ!」
「えっ、でも…。」
「いいから!」
あたしは櫂の手を引っ張る。