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序章
僕は恋をした

真穂という笑顔の可愛い女の子に





僕は大学に入って軽音楽部のサークルに所属した

でも活動はマチマチで内心辞めようかとも考えていたとき、友達からの誘いで合唱をやらないかと言われた




合唱…正直見下していた

そんなダサいことやってられるかよ…


まあ、ものは試しで取り敢えず顔を出してみることにした





友達に連れられてサークルボックスに向かう足取りは少し重かった


サークルボックスの前に立つと、部屋の中からは笑い声や話し声が聞こえてきた


少し重いドアを開けるとそこは案の定マジメそうな人たちが十人くらい居た


中に居た人たちは僕を見るなり驚いた顔でこちらを見る


何故ならその時の僕はど派手な金髪で、まるでその空気には合わない存在だったのだから



軽い挨拶をして、僕はその日見学という形で参加することにした
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