eye line
一章
軽音楽部を辞めて合唱部に所属した僕は、相変わらず浮いていた


でも人柄の良い人ばかりで、僕はその居心地の良さが好きだった




そして日は過ぎていき、桜が散り、そして再び桜が咲く頃、僕の大学生活も二年目に突入する



四月は新しい新入部員を入れようと、どこのサークルも躍起になっている


そして僕も当然だが可愛い彼女を作るためにも、半ばナンパのように誰これ構わず誘っていた


しかし僕らは合唱部


当然だが大学生ともなると合唱を好んでやりたがる輩など、そうそういるはずもない



しかし負けてはいられないのだ


とにかく合唱部ということよりも、取り敢えずカラオケ行こうだとか飲みに行こうだとか言ってつなぎ止める




かなり頑張った
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