NO SPEED! NO LIFE!-Ⅱnd season-
=神崎・目線=
突然関西弁になった折谷先輩は、さっきの二倍ぐらいスピードあげて、俺の前をどんどん走る。
はやい、追いつけない。
「くっ…そ…!」
梨世先輩…。
俺の心に初めて入ってきた先輩なのに。
渡せない、梨世先輩だけは。
幼馴染だかなんだか知らないけど、俺だって梨世先輩が好きだ、負けられない…のに!!
思いと比例するように、足は早く動くのに、目の前の先輩も早さがどんどん上がってく。
なんで…。
速さだけは、負けない自信があったのに
「…っしゃあ!!!!」
「っうあ!!!!!!」
折谷先輩に、負けた。
係員の人が、折谷先輩に一番フラグを渡し、俺は二番フラグを貰った。
俯く。
このままじゃ、悔しくて。
俺は皮肉口を叩いた。
「…ちぇっ!梨世先輩から手を引きますよ!それで良いんでしょ!
ああ~あ、俺のモノにする自信あったのにな」
折谷先輩は俺のほうを向かずに、肩をぴくりと震わせ止まった。
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突然関西弁になった折谷先輩は、さっきの二倍ぐらいスピードあげて、俺の前をどんどん走る。
はやい、追いつけない。
「くっ…そ…!」
梨世先輩…。
俺の心に初めて入ってきた先輩なのに。
渡せない、梨世先輩だけは。
幼馴染だかなんだか知らないけど、俺だって梨世先輩が好きだ、負けられない…のに!!
思いと比例するように、足は早く動くのに、目の前の先輩も早さがどんどん上がってく。
なんで…。
速さだけは、負けない自信があったのに
「…っしゃあ!!!!」
「っうあ!!!!!!」
折谷先輩に、負けた。
係員の人が、折谷先輩に一番フラグを渡し、俺は二番フラグを貰った。
俯く。
このままじゃ、悔しくて。
俺は皮肉口を叩いた。
「…ちぇっ!梨世先輩から手を引きますよ!それで良いんでしょ!
ああ~あ、俺のモノにする自信あったのにな」
折谷先輩は俺のほうを向かずに、肩をぴくりと震わせ止まった。
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