NO SPEED! NO LIFE!-Ⅱnd season-
ピンク組
=梨世・目線=


「なーほーちゃー……!?」


菜穂ちゃんの所に走っていくと。ピンク組の皆様は。




白い目をしながら、だきあって泣く二人を横目で見て教室へ帰っていた。




何かいろんな意味で可哀相だよ!
2人とも戻ってきなよ!…現実に!




「うわあああん、菜穂ちゃあん!」

「(泣きやめよ早く)うんうん、残念だったねえ」



気のせいだよね気のせいだよねええええ!
菜穂ちゃんの心の声が聞こえた気が…っ!

しかも号泣してんの士音ってどうゆうことですk



「菜穂ぢゃ~ん!!」

「(めんどくさいな)うんうん、はいはい」


もはや慰めもしてないよ!
がんばってよ菜穂ちゃん!


「(そろそろうざいな)ねえ士音ん~Vv菜穂もう疲れちゃったからぁ教室もどろお?ねえ?」

「うっぐ、っぐ」

「…いくよね(どんな表情かはご想像にお任せします)…?」

「………はい」













この人こそ真の魔王ではないかと思った梨世であった。














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