君にもらった苺飴






 「悩み事とか!?」

 『え?』

 「愛紗美チャンは、悩むと
  いっつも1人でいるからさ」



 俺はそっと

 優しくほほ笑む。


 
 『わかるんだね』

 「ホントだった?!」

 『そーかも』


 ははっと、笑って

 空を見上げる彼女。



 「何かあったんだ?」

 『ちょっとね』

 「俺が聞こうか?」

 『ううん、大丈夫』



 あ、また「大丈夫」って…

 いつも言うけど…。


 言ってることとは

 逆に…

 君の顔は

 悲しんでるように見える。







 
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