名も無き花
歩道を歩くこと、5分
ほんとは入りたいラーメン屋が見えて来た。
最近できたばかりで、実は評判がいい。
お昼時を若干過ぎてると言うのに、待ち合い所は満席だ。
今度寄ろう。是非寄ろう。
そんな事を考えながら、通り過ぎた。後ろを歩く水谷さんの足が止まった。
腕を強く引っ張られる。
「どうかした?」
「あの、えっと…、ラーメン食べたいな!」
突然の申し出に俺は戸惑った。
断る理由も質問を重ねる理由も見当たらない。
「うん、いいけど…」
「じゃ、早くはいろ!!寒い日はラーメンだよね、うん!」
そう言って、俺の腕をぐいぐい引っ張る。
何かおかしい、疑問を覚えながら引きずり込まれる俺。
ほんとは入りたいラーメン屋が見えて来た。
最近できたばかりで、実は評判がいい。
お昼時を若干過ぎてると言うのに、待ち合い所は満席だ。
今度寄ろう。是非寄ろう。
そんな事を考えながら、通り過ぎた。後ろを歩く水谷さんの足が止まった。
腕を強く引っ張られる。
「どうかした?」
「あの、えっと…、ラーメン食べたいな!」
突然の申し出に俺は戸惑った。
断る理由も質問を重ねる理由も見当たらない。
「うん、いいけど…」
「じゃ、早くはいろ!!寒い日はラーメンだよね、うん!」
そう言って、俺の腕をぐいぐい引っ張る。
何かおかしい、疑問を覚えながら引きずり込まれる俺。