名も無き花
その視線が良い!!

なんかたまらない気分だ。
そう言うのをアホもしくは間抜けまたは単細胞って言うんだよ。

何故かそんな言葉が頭を過ぎった。


理性というか、思考回路はほぼ停止状態だった。

「まぁ、早く食べないとのびちゃうよー?」

「あ……あぁ……そうだね」

「んー?要らないならあたしが食べちゃおっと!」


言葉と同時に水谷さんの持つ割り箸が、丼に延ばされた。

「……!!」

「いただきぃ」
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