名も無き花
「ごめん。もうちょっとこのままで」

もういい加減にやめて欲しい…。

「なんか落ち着くな」

俺はかけらも落ち着かない。

「ほかの人の視線なんてどうでもいいや」

まぁ、心地よいのは認めるよ。

開放されたのはそれから五分後だった。

色んな意味で痛い一日になりそうだ。



そうして始まる俺の一日
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