名も無き花

しかし、この空気の重さに顔色一つ変えないとは…


どんだけ図太い神経しているんだ?

重い空気を崩す様に哀美ちゃんが朝倉のおでこを中指で弾いて何か言ってる。

空気にあてられたうえに、目の前でイチャつかれて、哀美ちゃんの声が右から左へ流れて行く。


あ、朝倉の腕に哀美ちゃんが絡み付いた。



…終わった
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