名も無き花
俺が凍て付いていると、どこからともなく、哀美ちゃんの友達と思われる女の子が集まってきた。

「哀美ー♪」

薄茶に髪を染めてる女の子が声をかけてきた。

「あ、真優ー」(まゆ)

高くカワイィ声が俺の意識を現実に引き戻す。

茶髪の子に続いて、前髪に大きな金メッシュの女の子と黒髪ストレートでセミロングの女の子が続く。

全員初めて見る顔だが、全員レベルが高い!

まぁこれに関しては俺の好みの問題だから、ほかの男からしたらどうかなぁ?って言うのは否定できない。



…そんな事考えているばあいじゃない。俺は獣で本能的な血の流れを無理矢理、遮断した。
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