名も無き花
「…、ん」

窓から差し込む光に目をさます。

どこぞの漫画みたいな綺麗な夢落ち。

姿が見えないのに、声が聞こえてきたり。
声に出していないのに、会話になっていたり。

よく考えなくても、不自然なことに気付く。それでも見ている間は違和感一つ覚えないのだから不思議だ。

そしてこんな夢みるんだ…と、初めて知った。



もう少し声に出す努力をして見ようかなと思う。
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