名も無き花
☆風のささやき★
「ねーさんはやくー↑↑」
「ねーねーゆうき、これ可愛くない?」
「えー、どれどれ?」
言いながら、姉の方へ引返す。
「あ、ほんとカワイィー☆」
「でしょでしょ?」
姉の瞳が輝いている。
つまり……
「ねーお願い、買って?」
始まった。
「えー、どうしよかなぁ…」
カワイィので少し焦らして遊ぶことにした。うちにしてみれば、姉の甘え声は子猫くらいの可愛さだ!!
しかし、妹におねだりする姉ってフェア?
「ゆうきーお願い!」
値札をチラリ。…値段はアンフェアじゃね?
「ちょっと、高くない?」
「気のせい気のせい!」
絶対気のせいじゃないんですけど。
「じゃぁ、お昼代とホテル代だしてよー?」
「お昼は良いけど、ホテル?」
疑問符の浮かぶ姉は、一時期流行った育成ゲームの生まれたてキャラくらいカワイィ。
「やだなぁ、愛するねーさんと行くホテルなんか一つしかないじゃぁん♪」
言って、姉の首に絡み付く。はたから見たら危ない人、間違いなしだろう。
今日は気合い入れすぎて、黒い皮のノースリーブジャケット一枚に軽いフリルの黒いミニスカート、黒のタイツ
顔は目元にラメ
「ねーねーゆうき、これ可愛くない?」
「えー、どれどれ?」
言いながら、姉の方へ引返す。
「あ、ほんとカワイィー☆」
「でしょでしょ?」
姉の瞳が輝いている。
つまり……
「ねーお願い、買って?」
始まった。
「えー、どうしよかなぁ…」
カワイィので少し焦らして遊ぶことにした。うちにしてみれば、姉の甘え声は子猫くらいの可愛さだ!!
しかし、妹におねだりする姉ってフェア?
「ゆうきーお願い!」
値札をチラリ。…値段はアンフェアじゃね?
「ちょっと、高くない?」
「気のせい気のせい!」
絶対気のせいじゃないんですけど。
「じゃぁ、お昼代とホテル代だしてよー?」
「お昼は良いけど、ホテル?」
疑問符の浮かぶ姉は、一時期流行った育成ゲームの生まれたてキャラくらいカワイィ。
「やだなぁ、愛するねーさんと行くホテルなんか一つしかないじゃぁん♪」
言って、姉の首に絡み付く。はたから見たら危ない人、間違いなしだろう。
今日は気合い入れすぎて、黒い皮のノースリーブジャケット一枚に軽いフリルの黒いミニスカート、黒のタイツ
顔は目元にラメ