名も無き花
姉の自慢を聞いているうちに、なんだか変な気分になって…
「そんなに気持ち良かったならうちがやってあげるよ」
「ぇ?なに言ってるのゆうき?女どうしじゃ無理よ」
「じゃぁ試してみる?」
そう言って姉を押し倒した夜は今でも忘れない。
うちはバスケ部、姉は美術部。姉に拒む力はなかった。
あの日がなかったら今はないだろう。男女両用なんて変態になることもなかった。
だけど後悔はしていない。姉の笑顔を見る度そんな事どうでもよくなる。
こんな変態も、一応女で男の子にだって興味はある。彼がいた時期もある。
姉と遊ぶのが麻薬的にやめられなかったうちの欲を、制御してくれたのが彼だった。
「そんなに気持ち良かったならうちがやってあげるよ」
「ぇ?なに言ってるのゆうき?女どうしじゃ無理よ」
「じゃぁ試してみる?」
そう言って姉を押し倒した夜は今でも忘れない。
うちはバスケ部、姉は美術部。姉に拒む力はなかった。
あの日がなかったら今はないだろう。男女両用なんて変態になることもなかった。
だけど後悔はしていない。姉の笑顔を見る度そんな事どうでもよくなる。
こんな変態も、一応女で男の子にだって興味はある。彼がいた時期もある。
姉と遊ぶのが麻薬的にやめられなかったうちの欲を、制御してくれたのが彼だった。