影の守護者は闇に潜む
男が微笑んだ。

「兄さん。レイは戸籍がないんだ。どうしよう?」

「なぁるほどね。FALSEHOODANGEL(偽りの天使)が何のようかと思えば、戸籍ィ?てめぇは俺の弟だろ?」

「戸籍は国王の許可がないと発行されない。ってこと知ってるだろ!レイみたいな身元不明の人間の戸籍なんて、認めてくれるわけないだろ!いくら上位のギルドでも、ただのギルドメンバーの僕には国王に会うことなんて、出来ない!だから、ギルドマスターの兄さんに頼んでるんじゃないか!」
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