影の守護者は闇に潜む
「騒ぐな、鬱陶しい…。やりゃあいいんだろ、やりゃあ!」

「ヤザルの…兄さん?名前は?『ヤザルの兄さん』ってめんどくさい…」

「ヤズムだ。レイ、だったか?コレ、着けとけ」

ヤズムは机の引き出しから仮面を取りだし、私に投げつけた。危うくキャッチし、顔に着ける。

「下の奴等に顔見せちまったろ?行くぞ」

ヤズムは私とヤザルを連れて、歩き出した。
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