私の彼氏はバッテリー
わかっていながらも、話を切り上げて勝手に浮かれていて。
もう一つ、実はベンチで2人が喋っていた時の内容も全て聞いていた。
別れようとしていた事。
その原因はやっぱり俺にある事…。
だから、野球の試合で俺の全てを見せたかった。
結果は散々だったけどー…
ユミのお陰で、ここまでチームが1つになれた感謝を表したかった。
「ー…これが俺の気持ち」
「………」
戸惑うユミ。
ユミが思っている以上にリョージのユミに対する気持ちが大きかった…。
「昨日色々考えた結果、やっぱりユミと一緒に居たいし、これからデートとかもしたい…」
「リョージ…」
リョージは一歩先に歩く。
リョージの背中ー…
「ごめんな」
後ろ姿のまま言うリョージ。
「これで、俺の野球生活は終わった。これからの生活に俺は新しいバッテリーが必要だ」
「えっー…?」
「これからはー…ユミが俺のバッテリーになってくれ」
彼はそう伝えたあと、ひたすらそこで待っている。
私の本当の返事を待つためにー…
うっすらと目から涙がにじみ出てくる。
ユミは微笑みー…
「うん」
『私の彼氏はバッテリー』
完
もう一つ、実はベンチで2人が喋っていた時の内容も全て聞いていた。
別れようとしていた事。
その原因はやっぱり俺にある事…。
だから、野球の試合で俺の全てを見せたかった。
結果は散々だったけどー…
ユミのお陰で、ここまでチームが1つになれた感謝を表したかった。
「ー…これが俺の気持ち」
「………」
戸惑うユミ。
ユミが思っている以上にリョージのユミに対する気持ちが大きかった…。
「昨日色々考えた結果、やっぱりユミと一緒に居たいし、これからデートとかもしたい…」
「リョージ…」
リョージは一歩先に歩く。
リョージの背中ー…
「ごめんな」
後ろ姿のまま言うリョージ。
「これで、俺の野球生活は終わった。これからの生活に俺は新しいバッテリーが必要だ」
「えっー…?」
「これからはー…ユミが俺のバッテリーになってくれ」
彼はそう伝えたあと、ひたすらそこで待っている。
私の本当の返事を待つためにー…
うっすらと目から涙がにじみ出てくる。
ユミは微笑みー…
「うん」
『私の彼氏はバッテリー』
完