刹那

新男


そんなある日---
「雪乃ぉ?今いぃ?」
あたしと雪乃がお昼を食べてるとき風が声をかけてきた。
「今ムリぃ~」
雪乃はあたしを気遣って風をスルーした。
「いぃよぉ?あたしは。」
あたしがそういうと雪乃は
「やっぱおっけ~♪どしたぁ??」
と風に返した。

するとあたし達の前には
風と友達らしい人が近づいてきた。
この人…知ってる…。
羽山奏太(ハヤマ カナタ)
確か…バスケ部…??

そう。
あたしと雪乃と風はみんなバスケ部。
別にやってたわけでも好きなわけでもない。
雪乃と仲良くなってあたしだけ帰宅部だったから入った。
雪乃は中学3年間バスケ部。
てかそれはいいとしてこの人…
超うまい人じゃんっ!!
どうしたんだろ??

「おいっ、奏太っ!!」
風に急かされて自己紹介。
「あっ!!
 オレ、バスケ部所属の羽山奏太ですっ!!
 カオくらい覚えてねぇ♪」
以外…でもなくテンションは高い。
まぁバスケ部にはめずらしくないな。
「あはっ♪ユキ知ってる♪
 超うまい人だよね?? 
 檜山雪乃ですっ☆
 こちらこそよろしくぅ!!」
雪乃はさっさと自己紹介。
あたしはというと…
「あっ…あたしゎ
 中村優李っ!!!
 よっ…よろしく…。」
噛みまくり…
初対面でコレじゃあ今までと変わんない…
とか思ってると…
「おぅっ!!
 よろしくなっ☆」
すっごい可愛かった。
あんだけ噛んだあたしにも雪乃と同じ笑顔で…
いい人だっ♪

握手してアド交換してその日のお昼は一緒に食べた。

高校生第2人目の男友達☆
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