刹那
翌朝
「いってきます…」
家ではテンションが低いあたし。
いつものように家を出て学校へ行く。
はず…??
何で??
今日はいつもと違う。
だってだって…
家の前に…
奏太がいるよっ!?!?
何でなんでナンデ!?!?
「お~っはよっ♪」
いつもと変わらぬハイテンション。
「なっ!!何で??
何で家の前にいるのぉっ!?!?」
そう。
奏太はあたしの家を知らない…はず…?
「あぁ!!雪乃に聞いたんだ♪」
あぁ、なるほど…。
ってか…
あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
雪乃に連絡入れてないしっ!!
まいっか♪
どうせ今日会うんだし…♪
「そっか。
んで、どぉしたの??」
「決まってんぢぁんっ!!
迎えに来たんだよっ♪
学校…一緒に行こっ??」
うっわ…
かんなり照れる…!!
昨日の電話といい…
奏太ってこんなキャラだっけ?
「う…うん…。」
なんか超照れてきたし…。
「んぢぁ、とりま乗って♪」
奏太はチャリ通。
あたしは徒歩通。
…ってかなんか…
デートみたいなんだけど…。
付き合ってるんだし…
普通っちゃ普通…だよね…??
ってことで…
人生初の一緒に登校…
楽しんじゃえっ♪♪♪