君色の空

　が、しかし

　芽衣はあまり頭がよくない・・・・・・

　というより、逆に頭が悪い方だ。

　よく、この学校に受かったなと思う。
　
　まぁ、その当時の話はあとで話すとして、

　もう少しで校門につく。

　入学式ということで、かなりの騒ぎだ。

　校門を抜け、制服と息を整え、

　すたすたと玄関に向かう。

　そこで、異様な光景を見た。

　「あれ・・・・・？」

　入学式だ。かなり騒いでもおかしくはないが・・

　２人の男の子にかなりの女性の大群が押し

　寄せていた。

　「なんだ、ありゃ」

　元々、異性に興味がないというか、

　なんというか。

　興味はあるが、そこまで思うほどではない。

　どちらかというと、友達止まりのタイプ。

　その２人のことも、あまり自分とは関係のない

　関わりで終わるんだなと思っていた。

　そう、あるものを見なければ・・・・・・・・・