君色の空
 「えっと、君も騒がれていた・・・・・・」

 
 あ・・私のお隣さん。この2人なんだ。

 
 「うん。別に目立ちたくてなったわけじゃねーけど」

 
 あ・・今なら分かる。
 あの時の大群の女子の気持ち。
 目立ちたくなくても、これじゃあ目立つ。

 
 「そっか・・・・」

 
 なんか優しい人?なのかな?

 
 「「お名前は?」」

 
 え・・・・?
 いきなり2人一斉に言われた。
 お名前?

 
 おなまえ

 
 あ・・・言ってませんでしたね。
 私の名前は・・・・・・・・・・・

 
 「知ってる。岡本 芽衣だろ?」

 
 いま、ちゃんと「おかもと めい」って
 棗が笑いながら・・・・・・

 
 「驚いた?知ってるよ?」

 
 私、人気者でしたっけ?


 「書いてあるよ。制服のネームプレートに」

 
 あ!!制服のままでしたね・・・・
 あ・・そうか、そうか。
 一応、お隣さんだし・・・・・・・・

 「よろしくお願いします」

 礼をする

 「よろしく!!」

 
 満開の笑顔で言う棗。

 
 「よろしくお願いします」

 物腰柔らかに言う優野。
 これからすごい暮らしになりそうな・・・・・
 そんな感じ・・・・がする
< 8 / 13 >

この作品をシェア

pagetop