愛のカタチ



バンッ!
ドアが急に開いた。


『もういいだろ!』


昇多だった。
一段と恐い顔で佑吏を睨みつけてた。


『キスしたことは悪い。けどだからって燐を汚すことしなくたって』

『僕にとって燐は大切な存在なんだよ!!』


昇多の言葉を遮り、佑吏は叫んだ。


『好きだから嫉妬だってするし、束縛だって・・・』

『好きなら、燐が恐がるようなことすんなよ』

『昇多には関係ないよ。これは僕と燐の問題』


2人のやり取りを見てるとなんだか悲しくなってくる。
あたしが昇多のキスを拒まなかっただけに、こんなになったのかなって。
< 191 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop