愛のカタチ
バンッ!
ドアが急に開いた。
『もういいだろ!』
昇多だった。
一段と恐い顔で佑吏を睨みつけてた。
『キスしたことは悪い。けどだからって燐を汚すことしなくたって』
『僕にとって燐は大切な存在なんだよ!!』
昇多の言葉を遮り、佑吏は叫んだ。
『好きだから嫉妬だってするし、束縛だって・・・』
『好きなら、燐が恐がるようなことすんなよ』
『昇多には関係ないよ。これは僕と燐の問題』
2人のやり取りを見てるとなんだか悲しくなってくる。
あたしが昇多のキスを拒まなかっただけに、こんなになったのかなって。