愛のカタチ
あたしの口に人差し指を添えながら言った。
「で、でもっ…気になるじゃん!」
『聞けよ~燐。こいつな、俺のゲーム借りといて壊したんだぜ』
『ちょっ!昇ちゃん!』
「昇ちゃん…?二人ともそんな仲よかったの?」
『俺等幼稚園からの付き合いだぜ』
そ、そうだったの?!すごい、初耳。
「てゆーか…二人ともそんな些細なことで喧嘩なんて…」
『わかってねぇなあ。男にゲームなきゃ生きていけねぇんだよ』
あたしは苦笑い。
佑吏も。
『昇ちゃんゲームになると子供だよね~!!』
「ねぇ~」
佑吏と顔を合わせて続いて言う。