愛のカタチ
悪夢の始まり
今は職員室。
そして担任に怒られている真っ最中。
「ったくお前等は!!今まで何処行ってたんだ!!」
うぅ…誰か助けて…。
「えっと…その…」
「言い訳しても無駄だ。反省文を書け。」
「『は、反省文っ?!』」
あたしも昇多も戸惑っている。
けど一人俯いてプルプルと震えているのが一人。
ゆ、佑吏、何やってんの、こんな時に。
といいたいくらい。
「おい、藤咲。お前はさっきから―…」
先生の声が途切れたと思い佑吏を見ると・・・。
な、泣いてるっ?!
佑吏そこまで怖かった?!
「先生…っ…。僕たち、用事があって…っ…行けなかっただけっ…なのに…。反省文だなんて…」
「ふ、藤咲…?!わかった、わかった!反省文はいいから!職員室で泣くな!」